Star☆Lovers
「…だいたい!あんたがキスしようがあたしを好きだろうが、あたしはあんたを好きじゃない!」

「…でも、」

「っ!」

高瀬はあたしの腕を引いて、無理矢理抱き寄せた。
振りほどこうとしてみるけど、力が強くて抜けだせない。

「お前、俺のもんだからな。絶対、惚れさせてやるから。」

高瀬はそう言って、あたしの腕を離した。

…でも、高瀬の瞳が真剣すぎて、あたしは動けなくなっていた。

「じゃあな…星羅。」

高瀬はあたしに手を振って、屋上を出ていった。

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