【短】君と一緒



「・・い、い。私も、何かしちゃったのかもしれないし。」




彼女は優しい。優しすぎる。




「自分を殺そうとした相手を許すの?」




「・・・・。」




黙りこむ君。




「・・って、・・き・・ら。」




「何?聞こえない。」




彼女が小さい声で何かつぶやいた。

でも俺には聞こえない。




「だって、好きだから!!」




今度は大きな声で彼女は叫んだ。



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