【短】君と一緒
「ぁがっ・・!」
鋭い痛みが体全身を襲う。
左胸からじわじわと体が真っ赤に染まっていく。
もう既に俺の部屋は彼女の血と俺の血で水たまりができていた。
「こ・・んな・・に痛かっ・・たんだ。」
自分が想像していたよりかなり痛い。
この痛みを彼女も体感したんだ。
だんだんと意識が朦朧としてくる。
体が重い。
「・・俺、も・・今・・そっち、に・・。」
そして彼女の隣で俺は倒れた。
でも、まだだ。
まだ俺は彼女に言わなきゃいけないことがあるんだ。