スクエア
「それでは、行ってまいります。」



家元の娘らしく挨拶をして


家を出た。


日本庭園を抜けて、私は周りから見て


セーラー服を着た
 

ごく普通の中学生。




「あっ。」



お守り、握り締めっぱなしだった。




『幸福』・・・かぁ・・・。


おそらく私の中学校生活、


予想は、、


三年間平凡でふつーに過ごして


特に問題も起こしたりしないで


特別目立つことも無いだろうな。



それに・・



勉強もスポーツも出来る私は


困る事も無いだろうし♪


なんてね。






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