私の妹
「奈々.....病気なんでしょ?」
「はぁ?(笑)今日の奈々変だよ!
 奈々が病気な訳ないでしょっ」
「お姉ちゃん....もしそうなら言ってね....奈々ちっとも怖くないんだから!
 言われないで死んでいく方がよっぽど怖い。」
それは9歳が口にするようなものじゃない言葉でした。

「とっとにかく部屋に戻ろっ」
「うん....」
私は無理やり奈々をベッドに寝かすと
お母さん達のいる部屋へ向かった。
「香奈.....どこ言ってたの......?」
「奈々のとこ。」
「香奈もしやっ!もしや奈々に病気事話たんじゃないでしょうね!?」
「ううん.....」
「そう......」
「でもいずれは言わなきゃダメだって思った。」
「なんで?....9歳の奈々に現実が受け止められる訳ないでしょ!」
「本当に.....そうかな....?」
「どういう事だ?」
「奈々は知らない方がよっぽど怖いって言ってたよ!?それなのに黙っておくなんて....」
「香奈........」
私は大声で泣いた。
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