秘密のニオイは禁断の恋
「わかったか?」


「はい…」


「さっきのトコ、良く読めよ」


「はい…ありがとうございました」


お辞儀をして職員室を出る竹下


教科書に密かに書いた、竹下へのメッセージ


アイツ、気付くかな?


甘いモノが苦手だと言う俺が、竹下のチョコレートを食べたのは…


自分でもわからない


ただ───…




『お前のは何故か食べたかった』






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