秘密のニオイは禁断の恋
俺は立ち上がって、玄関の方に歩いていった


「真琳、車までお送りしなさい」


「はぁ〜い」


玄関を出て少し歩いた広場に俺の車が止めてある


「先生、今日はわざわざすみませんでした」


「おうっ!また明日、学校でな」


「はい」


俺は車に乗り込むと運転席の窓を開けた


「ホラ!ガムやるよ」


「あ、ありがとうございます」


竹下にガムを渡して、いつものように軽く手を上げて車を走らせた


そして竹下との秘密もなくなり、あの場所へ行くこともなくなった






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