秘密のニオイは禁断の恋
買い物を終え、ランチの時に理恵の口から出た言葉に俺は違和感を覚えた


「潤先輩は彼女に10万円のバック買うって言ってたよ」


「え?潤?」


「うん…」


「お前、いつ潤と話したんだ?」


俺でも話さないのに、何で?


「ん?え、えっと〜この前、偶然会って…」


少し喋り方がオカシイ


「あっそ…」


気になりながらも、俺はランチを頬張った


それから、理恵は、自分で気付いていないのか、会話の途中で潤の話をするようになっていった


「それ、誰から聞いたんだ?」


「潤先輩だよ?」





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