秘密のニオイは禁断の恋
そしてその日を境に、俺は竹下を見る目が変わってしまった


正確には、変わってしまったんじゃなく、変えてしまったのかもしれない


普通の生徒を見る時と違う目…


まるで監視でもしているかのような目になっていただろう


頭では、アレは噂だと信じていたくせに、心の中ではもしかしたらと疑うようになってしまった


少しでも、怪しい素振りがあれば注意するつもりで、いつも目で追っていた


俺はともかく、他の先生の耳に入ったら、タダじゃ済まないからな


ヘタをすれば、本当に自主退学になってしまう


俺の生徒を中退させて、将来、開花する芽をココで潰すワケにはいかない





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