秘密のニオイは禁断の恋
その先、俺はどうやって帰ったのか記憶にない


ただ、上着を着ていない俺は寒くて寒くて…


気が付けば家の風呂の中だった


ハァァァ〜


浴室に溜め息が響く


そういえば、最近、いつも潤の名前を出していたよな


いつからなんだろう


俺は風呂から上がり、理恵の携帯に電話をかけた


もちろん電源off


だよな…


今、二人でヤッてんだよな?


潤に抱かれている理恵を想像する


グアァァァ〜


頭をガシガシ掻く


俺、マジ耐えられねぇ





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