秘密のニオイは禁断の恋
引っ越しをした俺は、ついでに家具も買い替えた


そのせいか、理恵のことも潤のことも、どうでも良くなってきた


ただ1つ、気になるのは…


この1年、普通にしていたつもりだったが、俺は何故かいつも、竹下を探していた


ドコにいても、誰といても、竹下の声だけに耳が反応していた


高校3年、竹下は進学じゃなく、就職を選んだ


お母さんの為なんだろう?


放課後、俺は生徒達から貰ったチョコレートを紙袋に入れて、早々と車に乗った


もう我慢したくない




行き先は…





< 135 / 205 >

この作品をシェア

pagetop