秘密のニオイは禁断の恋
「コレでよし!帰れるか?」


竹下は頷いた


「後で連絡するからな!」


「うん!」


俺は車を少しずつ動かしながら、ルームミラーで小さくなる竹下を見ていた


バレンタインデーか…


来年のバレンタインデーは竹下はもう社会人になってるんだな


俺はすぐに、竹下に電話をした


♪♪♪

「もしもし…」


「俺…今電話イイか?」


「うん…」


「言うの忘れてたんだけど…」


「な、何?」


「来年からは…お前以外のチョコレート…断るからな」


「ホント?」


竹下の嬉しがってる気持ちが携帯を通じて伝わる





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