秘密のニオイは禁断の恋
何が始まるのかと思えば藤澤に腕を引っ張られ、少し空いたスペースに連れて来られた


男子生徒が一斉に俺を囲む


そしてタイミング良く女子生徒達の掛け声


「せ〜のっ!」


その瞬間、俺の身体は宙を舞った


1回…2回…3回…


胴上げをされて、微妙にフラつく俺の周りには俺の生徒達が集まっている


ヤッベェ…


泣きそう…


俺…涙もろくねぇのに…


俺は竹下を探した


ニコニコしている顔を見て不思議と落ち着く


もし、竹下が泣いていたら…


俺、絶対泣いてるな…





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