秘密のニオイは禁断の恋
俺が理恵と別れることも、竹下とこうなることも、決められていたこと


[もう…先生と生徒じゃなくなったね。ちょっと寂しいです]


[先生と生徒じゃなく、恋人同士だな。寂しくなんかねぇよ!これからは…竹下が呼べばいつだって会いに行くから]


いつもなら恥ずかしくて口に出来ないことも、今の時代、メールで伝えることが出来る


口下手な俺にはピッタリなメール機能だ


[先生…じゃ、今来て?会いたい]


俺はこのメールを見た瞬間、車のキーを手に部屋を飛び出していた





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