秘密のニオイは禁断の恋
「やっぱり心配なんだよね〜私」


「何が?」


「先生、モテるから…私みたいな生徒がいたら…放っておけないでしょ?」


「何、心配してんだ?お前みたいな生徒なんていねぇし(笑)」


俺はこの時、お前みたいなっていう意味を竹下が取り違えていたなんて気付かなかった


「私…悪い生徒だったんだもんね…先生…私のこと…嫌いだったよね…」


だんだん涙声になる


「はぁ?何言ってんだよ」


「だって…お前みたいな生徒なんていないって…私、凄く…悪い生徒だったって…ことでしょ?」





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