秘密のニオイは禁断の恋
助手席に近寄り、少しかがんで煙の輪を作って竹下に見せた


助手席の窓越しに竹下の喜ぶ顔


俺はタバコを吸い終わり、運転席に戻った


竹下の膝にはさっきあげたお返しが置いてある


「コレは何?」


「開けてみれば?」


カサッ


竹下の手によって、少しずつ包装紙が外されていく


「コレって…」


「ん?俺の気持ち」


竹下はソレを手にして裏返したりしながら見ている


そして…


「ふぇ…ありがと…先生…」


「お前がこんなに泣き虫だったとは知らなかったよ…」


チュッ


俺は竹下の頬に軽くキスをした





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