秘密のニオイは禁断の恋
俺はそう言って竹下の肩を軽く叩いた


「すみません…」


震える声で答える竹下


こういう同情タップリの空気は好きじゃない


同情と愛情がわからなくなる気がするから


これが外ならタバコ吸って誤魔化すが…


俺はポケットに手を入れた


「そうだ、さっきのガム…」


俺はさっき、竹下から貰った1枚のガムを取り出した


「ハイ、半分!」


俺はガムを半分にして竹下の手に渡して口に入れた





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