秘密のニオイは禁断の恋
「竹下、携帯あるか?」


「あっ…教室の鞄の中…」


「俺もだ…どうするかなぁ〜助けを呼ぶのはいいが、俺と竹下が授業サボって二人でこんなトコにいるって状況は…」


俺は言葉では落ち着いていたが、気持ち的にかなり焦っていた


「すみません…」


「いや、からかってオバケの話、したからだよな〜とりあえず…立ちっぱなしもキツイから、どっか座ろう」


俺は埃まみれの床に座ろうとした


「先生!服が汚れちゃいます」


竹下が咄嗟にポケットからハンカチを取り出して渡してきた





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