秘密のニオイは禁断の恋
「ココのことは内緒な」


「はい…」


竹下との秘密が少しずつ増えていく


これってやっぱり、良くねぇよな


俺は生徒を指導する立場の教師だ


もう秘密を持つのはやめるか…


「竹下〜ガム…もういいからな」


「え?」


「何かさ〜俺、竹下の気持ちも考えずに、利用してたかなって反省した…ごめん」


俺はそう言って立ち上がった


ガムを受け取るスリルを味わえなくなるのは、少しもったいない気もするが…


「じゃ、コレ、あげます…」




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