秘密のニオイは禁断の恋
竹下は鞄からいくつかのガムを出し、俺の手に乗せた


「全部、先生の為に買っておいたの…だから…」


「ああ…サンキュー」


俺の為に…か…


俺はポケットにガムを入れた


「ハイ!俺から…チョコレートのお礼」


俺は竹下から貰ったガムを3つ、竹下の手に握らせた


「でも…」


「いいから!あっ!そうだ、帰り職員室に寄ってくれ」


「はい…」


俺と竹下は北校舎の教室を一緒に出て、それぞれ別方向に歩いて行った





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