君からのラブレター
先生が確認した後、
「……残念ですが。」
親父さんは、複雑な表情を浮かべ、
お母さんは、かおりにすがりつくようにして泣いていた。
俺は、こんな場所に居て良かったのか?
今日、俺が来なかったら、かおりの心臓は止まらなかったんじゃないか?
今日、俺がこの手紙を受け取らなかったら、まだ、かおりは……。
畜生……。
俺は、無力だった。
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