大切な人へ
私は下を向いたまま涙を堪えていた。
そしたら喜一は

「じゃあ…これで許してやる。」

と言って








ちゅっ…。








優しくキスしてくれた。
私が驚いて顔を上げると耳まで真っ赤になってる喜一が居た。

「喜一…真っ赤だよ??」

って私が言うと

「俺だって恥ずかしいんだよ!!」

って更に顔を赤くした。
自分でしたくせにと思いながらも喜一と初めてキスしたことは、私にとって何よりも大切な思い出になった。







喜一。
あの教室だよ。
あの時の喜一すっごく可愛かったな♪







「ふふっ。」

私は思い出し笑いをした。
喜一…きっと今、貴方が居たら私怒られてるね。
でも…
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