大切な人へ
教室の前に着いた私は大きく深呼吸した。
深呼吸した後


ガラガラ…。



教室のドアを開ける。
そして喜一に話し掛けた。





喜一…ちょっとしか此処に居れなかったけど、喜一には何か思い出はあった??






私は喜一に5月頃別れを告げられていた。
理由は『もう嫌になったから。』だった。
当然のように私は泣いた。
喜一の事も嫌いになった。

それから1ヶ月の6月…。
私は喜一と口を利かなくなった。
喜一も私を無視するようになった。
それが当たり前になっていった。

そしてその6月下旬から喜一は学校に来なくなった。
心配だったけど喜一の家には行けなかった。
ずっと喋ってなかったし喜一からも嫌われてるって思ってたから。
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