大切な人へ
そして喜一が休んだ理由が分からないまま
夏休みが過ぎ…
クリスマスが過ぎ…
お正月が過ぎ…
冬休みが過ぎ…
ついに3月。
入試も終わり、卒業が間近に迫ったある日。
「奈菜子、ちょっといい??」
喜一の親友、大倉‐オオクラ‐くんが私を呼んだ。
「いいけど、何??」
あまり大倉くんと関わることの無かった私は妙に緊張しながらそう答えた。
「喜一…喜一のこと、今でも大切??」
大倉くんは静かに言った。
私の中で喜一は別れても大切な人だったのは間違いない。
でも何でそんな事聴くんだろ…??
私が答えるのをためらってると大倉くんがこう言った。
夏休みが過ぎ…
クリスマスが過ぎ…
お正月が過ぎ…
冬休みが過ぎ…
ついに3月。
入試も終わり、卒業が間近に迫ったある日。
「奈菜子、ちょっといい??」
喜一の親友、大倉‐オオクラ‐くんが私を呼んだ。
「いいけど、何??」
あまり大倉くんと関わることの無かった私は妙に緊張しながらそう答えた。
「喜一…喜一のこと、今でも大切??」
大倉くんは静かに言った。
私の中で喜一は別れても大切な人だったのは間違いない。
でも何でそんな事聴くんだろ…??
私が答えるのをためらってると大倉くんがこう言った。