好きなのに…
『あっ、
それよりさぁ
高杉くじ何番だった?』

などと俺の事など
全く気にしない様子で
逢優が聞いてきた。

『んあ、俺の番号?
28だけど。』

『28!?
アタシ6だから
高杉、アタシと
隣じゃん。』

『マジで!?
んじゃ卒業まで
よろしくな!』

などと軽く
言ってはみたものの
嬉しくてどうしても
顔が緩む。

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