赤の世界
『2/19 (x)』
今日の天気は雪。
真っ白な雪。
最近毎日雪が降ってる。
空気はとても冷たくて
道路は滑りやすくて
すこし鬱陶しくもあるけど
やっぱり雪はすき。
だって私の名前だもの。
私には勿体無いほど
真っ白で美しい名前。
悠くんは雪、好きかな?
もしも嫌いなら
夢で雪になりたいなんて
とても迷惑な願いだよね。
ちゃんと聞けばよかった。
もしも
好きだと言ってくれたなら
迷惑じゃないのなら
私はどんな事をしてでも
悠くんを守れる。
悠くんは私の
永遠の太陽だから。
私は太陽に照らされる雪。
眩しい熱を受けてすぐに
溶けてしまうけれど
それが本望なんだ。
眩しい熱が弱まるなら
私の体が溶けないなら
すぐに手を差し出して
眩しい熱を守ってみせる。
こんな事ばかり
考えている私だけど
本当はずっと
悠くんの隣にいたい。
今度はいつ会えるかな?
早く会えるといいな。
ずっとずっと
大好きだよ。