赤の世界
 
「もしもし、アユミ?」

「悠?!」



驚いたような声が聞こえる。

アユミに電話したのは
久しぶりだからかもしれない。



「もしかして、今から会えるの?」

「あぁ、うん、行ってもいい?」



行き場所が決まったら
右ポケットに携帯を突っ込む。

いつも通りの行動。




中学までは
学校帰りに景と遊ぶだけだった。

今では毎日
その後に女のコと遊んでる。


 
< 4 / 186 >

この作品をシェア

pagetop