君に届けたくて



「叶斗兄ちゃん……」


そう呼んだら、
叶斗兄ちゃんは変わらない笑顔で笑ってくれた。


その笑顔を見るとホッとした。


「お兄ちゃん!!
この人がずっと前に言ってた
玲美姉ちゃんだよね?
これ、渡さないと!!」


想斗君は叶斗兄ちゃんに
封筒を渡していた。


< 97 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop