君が好きで。
「うんっ。そうだよね!最後に良い思い出つくらなきゃだね!」
ホントは引退なんてしたくない。
ずっとマネージャーをやっていたい・・。
なんて事叶うはずもなく、時間はあっという間に過ぎてゆく・・・
「咲季、タオル」
「あ。はい!」
多分、部員の中で下の名前を呼び捨てで呼ぶのなんて恭ちゃんぐらいだろう。
白崎恭輔(しらさききょうすけ)
小さい頃からの幼なじみ。
いつも一緒で、何をするにも必ず恭ちゃんが隣に居た。
私の・・・大好きな人。
野球バカで、ムカツクし、意地悪で。
だけど、どこかやさしくて。
そんな彼に惹かれたんだ。


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