碧の時間(とき)
ツルツル頭のひいおじいちゃん。
痩せてるニコニコ顔のおじいちゃん。
ふくよかでオシャレなおばあちゃん。
そして、お父さんとお母さん。
私の新しい生活は、温かいみんなの眼差しの中から始まった。
もちろん、みどりちゃんと一緒に。
そして、この家で私はみどりちゃんに守られることになるんだよね。
それは、まだもう少し……先。
でも、すでに少しずつ『何か』がこの家に忍び寄って来てたんだ。
でも、私は幸せの中にいたんだ。
家族の愛情という幸せの中にね。