碧の時間(とき)
再会、そして…
おばあちゃんが助かってから4ヶ月。
私はお母さんと一緒に新幹線に乗って、田舎に向かっていた。
桜の季節が過ぎ、衣替え、梅雨明けを終えて夏休みになっていた。
おばあちゃんは徐々にだけど良くなっているということだった。
そして駅に着くと、おじいちゃんが迎えに来てくれていた。
たった…一人で。
横にいるはずのおばあちゃんはいない。
いつもは二人で迎えに来てくれていたのに。
そう思うと目にジワッと涙が溜った。