碧の時間(とき)






病院に着き、私達はおばあちゃんがいるはずの病室に行った。






しかし、おばあちゃんはいなかった。






あったのは……既に布団が全て外されていたベッドだけだった。






近くにいた看護婦(看護師)さんが霊安室に移した…と教えてくれた。






霊安室と聞いた時、おばあちゃんはもう生きてはいないという事実を突きつけられた瞬間だった。













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