天使になれたら・・・
世にも残酷な・・・
「真美。今日はカラオケいかないか?」
学校帰り、いつも通り一緒に帰っている。
「うん。今日もいっぱいうたうぞぉ~!!」
「ははは{笑}」
すると・・・
『ダンッ』
っとすさまじい音がしてわたしは急に力が抜け倒れた。
「真美!真美!!」
そんな彼氏の声が聞こえた。
「け・・・ん・・・。」
わたしは声を踏ん張って出した。
「真美!!しっかりしろ!!俺がそばにいる!!絶対に死ぬなよ!!」
もう、ダメなのかな・・・?
「け・・・ん・・い・・まま・・で・あ・・・・り・・・が・・・とう」
「真美~~~~~~~~~~!!!!!!」
=この会話が最後の会話だった・・・。
それから約2年。
わたしはいつも空の彼方からけんのことを見ている。
「けん。わたしはここにいるんだよ。ここに。」
わたしは手を胸に置きながらそうつぶやいた。