Silver Wolf

……別にこの任務だけだし。

私はこくりと頷いた。


「―――交渉成立。約束は守ってよ」
「もちろんですとも、それじゃ当日桜華の家に迎えにいく」
「はっ!?」


家を知らないでしょう。
と、突っ込もうと思ったけど既に彼の姿は無かった。



「おぅ、桜華。生きてるか?」
「―――かろうじて」


変に任務をやるより、疲れた。
…精神的に。

< 13 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop