無題
時刻は8時52分。図書館が閉まるのは9時だ。僕はそろそろ帰ろうと準備した。階段を下り1階にいると、聡美がケータイをいじっていた。階段から下りて来た僕に気づくと聡美は椅子から立ち上がり僕に頭を下げた。
「ごめん!恭一!私うるさすぎた!これから静かにちゃんと勉強するからお願い!許して」
ちらりと上目遣いで僕に謝った。
「別にもういい、気にしていないから」
本当に気にするほど怒ってなかったし、僕がどこかに行けばいい問題だったから、どうでもよかった。
「じゃあ、僕帰るから」
「っねぇ!・・・」
「・・・何?」
「・・・あの・・・えと・・・・・・う、ううん、なんでもない」
「ふぅん」
聡美が言いたかったことに別に興味が出なかったから、その時は僕はどうでも言いと思っていたんだ。その時は・・・・
その後聡美は僕より先に走って自動ドアを抜け、帰ってしまった。一足遅れて自動ドアを抜けで家に帰ろうとしたら、後ろから声がした。
「きょーいち君!!」
「・・・・彩か・・・何?」
後ろには息を切らして、顔を真っ赤にしている彩がいた。
「聡美・・・泣いてたよ!?恭一君何かした?」
「・・・別に。」
驚くほどでもなかった。多分僕が聡美に何か言ったんだろうと思ってきたのだろう。聡美、泣いていたのか。本当に意味がわからない子だな・・・・
「知ってる?聡美、恭一君の事好きなんだよ!」
「!?」
この言葉に僕は驚いた。最近聡美はやけに、僕へ話すし、恭一、恭一と呼び捨てて呼んでくるから、しつこいなとは思っていたけれど、まさか、僕のことを好きなんてこれっぽっちも思っていなかった。
「・・・ねえ、恭一君はどうなの?」
「ごめん!恭一!私うるさすぎた!これから静かにちゃんと勉強するからお願い!許して」
ちらりと上目遣いで僕に謝った。
「別にもういい、気にしていないから」
本当に気にするほど怒ってなかったし、僕がどこかに行けばいい問題だったから、どうでもよかった。
「じゃあ、僕帰るから」
「っねぇ!・・・」
「・・・何?」
「・・・あの・・・えと・・・・・・う、ううん、なんでもない」
「ふぅん」
聡美が言いたかったことに別に興味が出なかったから、その時は僕はどうでも言いと思っていたんだ。その時は・・・・
その後聡美は僕より先に走って自動ドアを抜け、帰ってしまった。一足遅れて自動ドアを抜けで家に帰ろうとしたら、後ろから声がした。
「きょーいち君!!」
「・・・・彩か・・・何?」
後ろには息を切らして、顔を真っ赤にしている彩がいた。
「聡美・・・泣いてたよ!?恭一君何かした?」
「・・・別に。」
驚くほどでもなかった。多分僕が聡美に何か言ったんだろうと思ってきたのだろう。聡美、泣いていたのか。本当に意味がわからない子だな・・・・
「知ってる?聡美、恭一君の事好きなんだよ!」
「!?」
この言葉に僕は驚いた。最近聡美はやけに、僕へ話すし、恭一、恭一と呼び捨てて呼んでくるから、しつこいなとは思っていたけれど、まさか、僕のことを好きなんてこれっぽっちも思っていなかった。
「・・・ねえ、恭一君はどうなの?」