無題
聡美が告白するっていうから、あの日あたし達は外に出て待っていた。だけれど、あたしの心はとてつもなく寂しかった。よく分かんないけれど、辛かった。あたしは本当はすっごく悔しかったような気がした。そして、焦ったものあった。
「彩ちゃん・・・彩ちゃんもホントは、」
「ん?何?」
ざわざわと生暖かい風があたし達の間を通っていった。
「彩ちゃんもホントは上坂くんのこと好きなんじゃない?」
「・・・?好き?・・・そう・・・だね・・でも、でも、ね」
「でも?」
「あたしはまだ、愛とか、好きとか、よく分かんないの。」
「・・・・そっか・・・いつか、分かるといいね」
「うん・・・」
次に、誰かが走ってくる音がした。あたしはその音に気付きその音がする方向をずっとみた。
「彩ァ・・・優嘉ぁ・・・ひっく・・ぅあ・・・」
「聡美!!」
「聡美ちゃん!?」
その足音は聡美だった。聡美は涙を流していて、マスカラが取れていた。真っ黒の涙を流していて、少しビックリした。
「ど、どうしたの?」
「告る前に、振られちゃったぁ・・・」
「は?」
「いつたっても、恭一冷めた目で私のこと見るんだもん。絶対興味ないよぉ・・・」
「聡美ちゃん!しっかりして!」
聡美・・・フラれたんだ・・・そう思えて心の底で喜んでしまうあたしがいた。そんな自分にものすごく腹が立った。
「あたし・・・行ってくる!」
「え、何処に・・・・?ってちょっと、彩ちゃん!」
ダッシュで、今までに走ったことないくらい猛スピードで走った。息が切れて体力ないなと思ったけれど、それでも走りつづけた。恭一君お願いだからまだ、図書館にいて・・・!!!
「彩ちゃん・・・彩ちゃんもホントは、」
「ん?何?」
ざわざわと生暖かい風があたし達の間を通っていった。
「彩ちゃんもホントは上坂くんのこと好きなんじゃない?」
「・・・?好き?・・・そう・・・だね・・でも、でも、ね」
「でも?」
「あたしはまだ、愛とか、好きとか、よく分かんないの。」
「・・・・そっか・・・いつか、分かるといいね」
「うん・・・」
次に、誰かが走ってくる音がした。あたしはその音に気付きその音がする方向をずっとみた。
「彩ァ・・・優嘉ぁ・・・ひっく・・ぅあ・・・」
「聡美!!」
「聡美ちゃん!?」
その足音は聡美だった。聡美は涙を流していて、マスカラが取れていた。真っ黒の涙を流していて、少しビックリした。
「ど、どうしたの?」
「告る前に、振られちゃったぁ・・・」
「は?」
「いつたっても、恭一冷めた目で私のこと見るんだもん。絶対興味ないよぉ・・・」
「聡美ちゃん!しっかりして!」
聡美・・・フラれたんだ・・・そう思えて心の底で喜んでしまうあたしがいた。そんな自分にものすごく腹が立った。
「あたし・・・行ってくる!」
「え、何処に・・・・?ってちょっと、彩ちゃん!」
ダッシュで、今までに走ったことないくらい猛スピードで走った。息が切れて体力ないなと思ったけれど、それでも走りつづけた。恭一君お願いだからまだ、図書館にいて・・・!!!