ウンメイ。

ウンメイの出会い

タッタカター！
あたしの名前は清水美優。ぴちぴちの高校1年生！
こんなに騒がしく走ったりするけど、
一応“お嬢様”だったりする。

「お嬢様ー！！遅刻なさいますよー！」
そう、今日は学校。し・か・も、初！登校日。
私は執事やメイドたちと東京から引っ越してきた。（寂しい！＞＜。）
「知ってるってぇ！ヘアピンが無いの！ヘアピンがぁ！」
さっきから何でこんなにドタバタ走っているのかというと、
今日つけようと思い、買ったピンクのヘアピンを探しているから。

そうしていると、
「ありましたぞぉ！」
執事＆メイド達が一斉に『はぁー‥‥。』とため息。
「ありがと！んじゃ、行くね！！」
あたしは無駄にでかい鏡の前でそのピンをつけると、
それまた無駄にでかいドアを、
ガチャではなくズゴゴゴーという音を立てながら開けた。

そして走り出したあたしに、
「お‥お嬢様ぁァあ！車！車出しますよぉぉぉ！」
の一言。