ウンメイ。

‥…だけど、つるつるした床のせいで、

ズルッッ！！！
わたしはそのまますっころんでしまった。
「いったぁああ！！」
「お手をどうぞ。」
あたしは叶の手だとおもわれたてをぎゅっと握り、立ち上がると、
その手は叶の手ではなかったコトに気ずいた。
「ごめんなさい！ありがとうございましたぁぁ！」
目の前にいた男子はクスッと笑うと、
「いいえ。怪我が無くて、良かった。」
そういうと何処かに行ってしまった。
うひぃー‥！！恥ずかしかたぁ。
それより‥‥あのカッコいい紳士な男の子は‥…？

「新サマですわ！まさに“ウンメイの出会い”とはこのことですわッ！ステキッ」
叶がやや興奮気味に言った。
「ふーん‥…あのひとのコトしってるの？」
「し、しってるの？ですとッッ？？知ってるも何も、この学園中誰もが知っていると思いますわよ！この黒川学園２年生、黒川新ですわッ！！」
叶はキャっキャっと飛び跳ねていた。
まぁ確かにかっこ良かったけどね…

よくわからないが、とりあえず急ごう。うん。















これがウンメイの出会いなんて‥‥私は知るはずもなかった。