ロッカー103
「約束の日になるまでに戻れば結婚しよっか」
冗談みたいな声色で詩織は言った。
笑顔が眩しくて、俺は頷くことしか出来なかった。

しばらくして、詩織と俺は高校生になり同じ高校に通うことになった。
詩織は持ち前の明るさと可愛さで男女問わず好かれ、数カ月したら彼氏もよく紹介されるようになった。

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