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「昨日ねっ♪楽しかったんだよぅ?なんで詩織いなかったの?そのせいで川嶋君の…‥‥」
スタスタと私は川嶋君に歩み寄る。
「川嶋君のこれこんなんになっちゃった♪」
私が見せたのはボロボロのメイたん。
おそらく彼は昨日…‥グランドでメイたんの腕や足、顔などのパーツを探したんだろう。
右腕以外はすべて揃っている。
右腕は…‥ないけどそれ以外は完璧だ。
ちゃんと壊れたところを丁寧に縫っている。
ウケるわー(笑)
流石川嶋君!外さないわね!
予想通り!
私はまたしても川嶋君の手からメイたんを奪い取った。
そして詩織の前に差し出した。
「これ…‥何かわかる?」
強く言い放った。
「お人形さん……‥?」
か弱く小さな声で話す。
「そう。川嶋君のお人形のメイたんよ。」
詩織は意味がわからない顔で私を見つめている。
キモッ。見つめてんじゃねぇよ不細工!
「あんさー。見つめてないでくれる?気持ち悪くてたまらない。」
正直にいった。
だって面倒くさいし(笑)