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「嫌───!!」
またしても悲鳴をあげてしまった。私は足からたくさん血を出していた。
一応意識があるからそこまでではないんだけど。けどやっぱり足から血がでていて…。
一番驚いたのは私の足には何かで締め付けられた後があった。
多分これは…。
詩織の呪いだかなんだか知らないけど………とりあえず詩織の髪の毛に締め付けられたんだと思う。
その証拠に無数の髪の毛が私の枕元にあった。
嘘でしょ────!?
私とメイドの悲鳴を聞いてお母様が一階から駆け上がってきた。
それからすぐ私は救急車で運ばれた。
特に異常はなかったが念のため1日入院することになった。
ベッドの中で私は眠れぬ夜を過ごしていた。
もし詩織がここまで来たら?
今度は殺されるかも知れない。
もしかしたらあの世に連れて行かれるかもしれない。
怖い…‥。
ねぇ…‥詩織。
どうしたら私を許してくれますか?
どうしたらこの呪いから解放されますか?
答えは未だに出ていません。
今思うとあの頃はまだましだったかな……。
これから私には悪夢が待ち受けていたのです。
黒き闇に墜ちていく。
呪いは続き、永遠にループし続ける。
抜け出すことのできない永遠のループ。