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「ねぇ……?今なら土下座して謝れば許してあげるけど?どうする?」
「謝るわけがないじゃないですか。」
やっぱりね…。
コイツが謝るはずないと思った。
だって優歌が昔に田中のこと頑固女ってたし。
「謝らないの?そう。あんた後悔しても知らないから。」
ふふっ……。
詩織がいなくてさみしかったの。
流石にコイツまで呪いの趣味ないわよね…。
大丈夫!大丈夫!
しかもコイツ頑固だし面白そうじゃない?
本当に面白そう………。
私に従わないないのがいけないんだから自業自得よね…。
仕方ない仕方ない(笑)
「田中ー!あたしのお気に入りにしてあげるよ……。」
この言葉は詩織をターゲットに決めた時も言った。
クラスの人は私がお気に入りにしてあげようかというと面白いぐらいにおどおどし、土下座でも何でもかんでもする。
私はその光景が大好きだ。
多分いま田中もおどおどしてるだろうな♪
斜め横を見ていた視線を田中に戻す。
───?
コイツおどおどなんかしてない!
それどころか私を睨んで腕組みをしているではないかっ!
私の言葉に怯えないなんて。コイツが初めて…。
すっ……すごい神経してるじゃない…。
ここはとりあえず一発蹴ってみるとか…?
ドンっ
私は田中を蹴った。
田中は床に転げ落ちたがすぐに立ち上がった。
コイツ……何者なの?
あたしを怖がらないなんて…。