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「机ですか?」

「うん。あの詩織のとこの…‥」

そういうと優歌の顔が青ざめた。
優歌だけではない。
私の声がデカいからみんなに聞こえていたみたいでみんなが青ざめた顔をしていた。

……私………変なこと言ったかな?………まさかね………‥。

「陽菜さん………………………あの…………。」
優歌は何か言うのを躊躇っていた。
早く………早く言ってよ。あの机はなんなの?
何を躊躇っているの?
そんなに言い辛いの?
まさか………そんなわけない。
まさか……。

「陽菜さん机なんて何処にもないです。詩織の机はもう処分しました。今は机どころか何も残ってないです。」


机がない?
嘘でしょう?
だって私には見えるもの。
詩織とこにちゃんと机があるじゃないの?

ほら!いくら見直したってあるじゃないの。
なんで?なんで?



なんでみんなには見えないの?
なんで私だけに見えるの?



「陽菜さん……?」

優歌の一言で私は現実に戻された。

「やっ……やだぁ〜もう優歌たちなに青ざめた顔してんの?冗談に決まってるじゃん?あたし霊感とかないし?みんなだまされて馬鹿じゃん(笑)」
とりあえずごまかした。呪いがあるなんてわかったら私の人気が落ちるし?
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