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「でっですよねー!ビックリした!陽菜さま演技上手ですね!!」

優歌がうまいことのってくれて助かった。

よかった…。
一応逸見には見られなかったし……
けど…………



あの机どうして私だけに見えるの?


私だけ…。私だけに。
んっ?私だけ?

違う。違う。違う。
田中にも見えたはず。
田中は…?

見渡すと田中は教室にいなかった。
どうしたんだろう?

仕方ない。気長に待つか。さっきあんなことになったからにはあんまりこういうすがるような形で田中とお話はしたくない。

詩織みたいにしてはなすならいいんだが……。

私の……陽菜という高いプライドが許さない。
しかも優歌にいじめるって宣言したばかりだし。
多分それも声デカいからみんな聞いてたと思うし……

仕方ないな…
あとでいじめるふりして屋上に呼び出そう

もちろん2人っきりで。
呪いが本当にあるとわかったら優歌でさえも離れていくかもしれない。


私は昨日の髪の毛そして今日の机のことにより陽菜らしくない考えになっていた。

あたしがこんなになったのも全部詩織のせいだ。なにが呪いよ!

こんなもん除霊でもしてやるんだから!
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