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「んじゃあ私もう行くから」

そう言って優歌との会話を終わらせた。
ずっと話していたら動揺がバレちゃうし。

「あっ！はい！いってらっしゃい！」

そう言って優歌は私を見送った。
良かった………バレてない。

私は屋上についた。
田中はまだいない。

はぁ……。
なんか私らしくないな。
そんなことを考えていたらコツコツと階段を登る音が聞こえた。

田中がきた……。

ドアノブがクルッと回り田中が入ってきた。

「やっときた……」

「ちゃんと来ましたよ？」

「単刀直入に聞くけどなんであたしとあんたにしか机が見えないんだけどどういうこと？」

早く知りたい。
だから単刀直入に聞いたんだ。

「なぜでしょうね？」

「早く言えよ！そういうのマジいらないから！」
私がキレていると大きな溜め息をついて田中が口を静かに開いた。

「はぁ…何一人でキレてるんですか？何が何でも私言いませんからね」

仕方ないな………
私はポケットをあさった