空 ~ずっと見守ってる~
憧れのあの場所...
あれから一週間たって...

鈴木果歩って言う野球好き少女と友達になった

野球か~そう言えば...中村 じゃなくてシロちゃんに...

「ね~藍?!」

マネか~出来るのかな...

「藍?!」

ぼーっとしてた私は我にかえった

「あ!?ごめん...ぼーっとしてた」

「いいけどさ...(笑)今日の放課後...ちょっと付き合ってくれない?」

「うん...いいけど」



『おまえなら出来るって!大丈夫だよ』

どうしてもこの言葉が頭から離れない...

男子からあんなこと言われたこと初めてだった...



―放課後―

果歩が嬉しそうに歩いて来た

「果歩 なんか良いことでもあったの?」

「今からあるの!!」

「そうなんだ(笑)」

着いたのは野球部のグラウンド

え?!

「私...マネ希望なんだ~(笑)それで見学するのに一人じゃ居づらいから藍を呼んだって分け(笑)」

「あ~そうだったんだ(笑)」

少しの間グランドを眺めていると...

人一倍大声を出して

人一倍走って


夕日色に輝く...シロちゃんが居た


気づかないうちに私はずーっとシロちゃんを見てたかな?!

「あ!もう終わりみたいだね?」

もう終わりか~

どうしよう...なんか分からないけど

胸の奥が熱い...

シロちゃんを見ながらぼーっとしてた私にシロが気づいて目が合った

満面の笑みでピースして来たシロに私は軽く手を振った


ますます犬みたいだな~って思うと自分で吹いてしまった(笑)

これって...もしかして?!
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