Sky Rain ~ 未来は輝く~
「明稀ちゃん!」
急に声をかけてきたのは、さっきの女の子。
「はい?」
「私、高城侑未。よろしくね!」
「あ、私、南野明稀です。よろしくお願いします!」
彼女が、急に大声で笑い出し、
私はちょっとびっくりした。
「アハハ。さっき聞いたよ(笑)」
そうだ、私さっき自己紹介してたし。
それに、「明稀ちゃん」って呼ばれたんだ。
「ねぇ、明稀ちゃん。友達になって!」
高城さんは、ニコニコしながらいった。
でも、私サイテイなんだよ。
私、親友を裏切った上、自殺まで追い込んだんだよ。
きっと、私は一生1人の方がいいんだよ。
「高城さん、私と関わらない方がいいよ。」
「どうして?」
彼女は、無邪気な顔で答えた。
「...」
答えられないよ。
「どんな理由があるか知らないけど、自分を責めちゃダメだよ。
人は、絶対に誰かに支えてもらわないと生きてけないんだから。」
そういって、黙ってる私に彼女は笑いかけた。
私、また友達作ってもいいのかなぁ・・・