Sky Rain ~ 未来は輝く~

私も、あの頃はミツルと仲良かったんだよね。


あの頃に戻りたい...


ミツルと一緒に笑い合ってた頃に戻りたい。



「明稀!明稀!!」

「あ、なに?」


今、すごく自分の世界に入っちゃった...


そんな私に、侑未は呆れた顔をした。


「も~う。明稀、ボ~ッとしないでよ!」

「ごめん、ごめん。ちょっと寝不足で。」

「俺も、眠い。
午後の授業、一緒にここで寝てようか(笑)」


急に会話に入ってきたのは、授業中ずっと寝ていた男の子。



そういえば、名前なんていうんだろう・・・?


聞いたほうがいいのかな?


難しい顔している私に気が付いたのか、彼は微笑んで話し始めた。


「俺は、中原希望。希望とかいて、ノゾムと読む!」

すかさず侑未が突っ込みを入れた。
「そのこころは」

「どちらも輝いてる。」
と答えた希望に、みんなで笑った。




みんな、笑顔が優しいんだなぁ・・・。






< 41 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop