Sky Rain ~ 未来は輝く~
私も、あの頃はミツルと仲良かったんだよね。
あの頃に戻りたい...
ミツルと一緒に笑い合ってた頃に戻りたい。
「明稀!明稀!!」
「あ、なに?」
今、すごく自分の世界に入っちゃった...
そんな私に、侑未は呆れた顔をした。
「も~う。明稀、ボ~ッとしないでよ!」
「ごめん、ごめん。ちょっと寝不足で。」
「俺も、眠い。
午後の授業、一緒にここで寝てようか(笑)」
急に会話に入ってきたのは、授業中ずっと寝ていた男の子。
そういえば、名前なんていうんだろう・・・?
聞いたほうがいいのかな?
難しい顔している私に気が付いたのか、彼は微笑んで話し始めた。
「俺は、中原希望。希望とかいて、ノゾムと読む!」
すかさず侑未が突っ込みを入れた。
「そのこころは」
「どちらも輝いてる。」
と答えた希望に、みんなで笑った。
みんな、笑顔が優しいんだなぁ・・・。