Sky Rain ~ 未来は輝く~
屋上かぁ・・・。
1人で行くのは怖いなぁ。
ミツルの飛び降りた時の事を思い出しちゃう。
私は、その恐怖と戦いながら、希望が居るであろう屋上に向かった。
階段を上り、重たい扉を開けると
きれいな青空が広がっていた。
そこの屋上の隅に寝転がっている希望の姿も見えた。
近づいてみると、
綺麗な寝顔をした希望がいた。
すごく気持ちよさそうに寝てるから起すのも気が引けるけど、起さないのもかわいそう。
「希望。もう、放課後だよ。」
私は、少し遠慮がちに声をかけてみた。
「ん!たくさん寝た~。」
「侑未たちが待ってるよ。早く行こう。」
「はいよ。」
「じゃあ、行こっか。」