Sky Rain ~ 未来は輝く~
帰り道
希望が話題をふってくれ、ずっと喋りながら待ち合わせの昇降口に向かった。
「明稀~希望~!早く行こう♪」
「うん。」
私、幸せになっちゃいけなかったのに、
今、楽しいと思ってる。
「明稀。今から行くカフェってね。私たちの溜まり場なの。」
「そうなんだ。
あのさ、侑未たちの溜まり場に、転校初日の私が行ってもいいの?」
「侑未がいいって言ってるんだったらいいんだよ。
侑未から認められるってすごいんだからな!」
木藤君が始めて笑って話してくれた。
うれしい。
「木藤くん、ありがとう。」
「遥希でいい。〝木藤君〟てキモい。」
「あ、うん。分かった。」
私、転校初日なのに4人も友達ができちゃった。
嬉しいけど、いいのかな...